テラス屋根のサイズの秘密を大公開!関東間、メータモジュールってなんだ!?
みなさんこんにちは。 ネットショップキロ テラス屋根専門店の富田です。
今日はテラス屋根のサイズの見方について解説したいと思います。
サイズってどれがいいの?
サイズってどれがいいの?
カタログとかを見るといろんなサイズがあってどれがいいのかわからないってことありませんか?
特に同じ1間というサイズなのに「関東間」と「関西間」と「メーターモジュール」というようにわかれていたりします。
そしてそれぞれ間口幅が違います。
「奥行のサイズは同じなのにどうして?」と思われる方、その疑問もっともです。
そもそも私も、エクステリア業界に入るまでは1間とか1.5間というのがサイズとしてどれくらいなのかわからない状態でしたから余計に混乱状態に・・・。
ましてや「同じ1.5間なのになんでサイズが違うの!?」と怒りさえわいてきます。(怒) ・・・と熱くなってしまいました。
一旦落ち着きましょう。
まず「関東間」や「メーターモジュール」などという前に、みなさんにとってなじみの薄い1間とか1.5間とかのサイズ表記「尺貫法」のお話しからご説明をさせて頂きます。
尺貫法とは?
尺貫法とは?
そもそもこの「間」とか「尺」というのは、今では建築業界や着物業界などの日本古来のものが残る業界でしか使われていないので、普段の生活では馴染みがないため、いきなり言われてもなんのことやらという状態になってしまいます。
「間」や「尺」というのはメートル条約に加入した明治時代までは一般的に使用されていた寸法表記なんです。
当時の建物などはすべてこの「尺貫法」で計算されていました。
そのため現在の建物を建てるときにも、昔から使われている畳や木材などはこのサイズで製造されているものが多く、自然と寸法表記も「尺貫法」が取り入れられているのです。
また「関東間」と「関西間」の違いですが、昔は「京間」と「江戸間」と呼ばれていました。
なぜそれぞれ違う寸法となったのでしょうか?
これは室町時代に畳の寸法から建築の規格までが設定されていった際に、柱の間を6尺5寸と決めて、そこに敷くための畳を6尺3寸としたのがきっかけです。
これが「京間」つまり「関西間」でいう1間となったのです。
一方で江戸では柱芯と柱芯の間の長さを基準となったため、畳もそれに合わせて京間より短くなりました。
この長さを「江戸間」と呼び、今では「関東間」という名称となっています。
つまり「関東間」では1間は約1818㎜・1尺は約303㎜。1間=6尺とされていますが、「関西間」は1間は約1972㎜・1尺は約303㎜。
1間=6.5尺とされているというわけです。
そしてご多分に漏れず、住宅に設置するテラス屋根も建築業界の影響を強く受けているため、エクステリアメーカーは基本的に「尺貫法」で製造しています。
お庭周りに設置するカーポートやフェンスなどがm表記の寸法になっているのは、お家に直接設置するものではないからなんです。
メーターモジュールって?
メーターモジュールって?
それに対して、最近は「メーターモジュール」でお家を建てるハウスメーカーさんや施主様が増え始めています。
「メーターモジュール」というのは、基本寸法をこれまでの1間の寸法ではなくm単位で建物を設計をすることをいい、1間を2mとして考えます。
こちらの方がわかりやすいですね。
日本人の体格が昔に比べて大きくなってきたことから、廊下やトイレなど住宅の中を少し広く使いたいという要望と、コストとして材料の効率や手間が少なくなるという点からメジャーになりつつあります。
そして「メーターモジュール」の住宅が増え始めたことから各エクステリアメーカーも少しずつ、メーターモジュール住宅用のテラス屋根を造り始めました。
メーターモジュールと尺貫法との関係性
メーターモジュールと尺貫法との関係性
それでは、例えば「メーターモジュール」のお家に「関東間」のテラス屋根を、「関東間」のお家に「メーターモジュール」のテラス屋根を取り付けることはできないのでしょうか?
答えは「設置可能」です。
ただし、専用というわけではない以上少し問題点が出てきてしまいます。
それは屋根が欲しい部分の幅と商品の規格幅が合わなくなるということです。
先ほどの例でいえば「メーターモジュール」のお家に「関東間」のテラス屋根を設置すると幅が足りなくなってしまいます。
これが1Fに設置するのであれば「まあ少し幅が狭くなるくらいならいいよ」と思われる方も多いと思います。
ですが、2Fの造り付けバルコニーに設置する場合を考えてみてください。
こんな感じで設置するのですが、当然幅が狭くなってしまうのでテラス屋根でバルコニーを全ておおうということは難しくなってしまいます。
逆に、「関東間」のお家に「メーターモジュール」のテラス屋根を設置する際には、お家に比べて屋根が大きくなってしまうため設置する場所によっては屋根を切り詰めないといけなくなってしまいます。
「切り詰める」ということは施工の手間も増えてしまい、工事金額も一般的には上がると考えられます。
なのでもしテラス屋根をご購入をご検討される際には、お家の建築寸法を確認して頂き、それにあったテラス屋根の規格から選んでいただくことをオススメしています。
サイズ設定の秘密についてご説明させて頂きました。専門的な世界なのでわかりにくいですよね。
ネットショップキロ テラス屋根専門店では、これらの商品をお値打ち価格で工事も含めて販売しています。
概算見積りはサイト内で出来ますし、現地調査も無料となっています。
ご不明な点などありましたらエクステリアのプロがしっかりとご説明させて頂きますのでご安心ください。
それではみなさんよいガーデンライフを。
テラス屋根専門店のキロでは日本全国でたくさんの施工実績がございます。
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