絞り込み検索

商品 を探す

施工事例12865件

初めての方へ 初めて の方へ

エクステリア アドバイザー

豊富な知識をもとにお客様の後悔のないエクステリア選びをお手伝いするキロのスタッフです。
折本 折本
山内 山内
西尾 西尾
飯村 飯村
富田 富田
酒井 酒井
栗田 栗田
宮崎 宮崎
太田 太田
鈴木 鈴木
坂井 坂井
山村 山村

投稿日:2015/04/27    更新日:2023/07/21

テラス屋根を付けたのですが、キュッキュッと音がするのはなぜですか?



みなさん、こんにちは。 ネットショップキロ テラス屋根専門店の山内です。 

今回は、テラス屋根を設置した後、キュッキュッと屋根から音がするのはなぜですか?というお問い合わせをいただいたのでそのことについてご説明していきます。


結論から申し上げますと、この音は施工ミスでも不良品でもありません。商品の特性上どうしても音がしてしまうことがあるのです。

設置からある程度日にちが経つと音がしなくなりますので、その間は気になるかもしれませんが何の問題もありませんのでご安心ください。

ではどんな原因で音が鳴るのかをご説明する前に、まずはテラス屋根がどんなものなのかを簡単にお話しします。



基本構成

テラス屋根と言っても種類はいくつかありますので、まずは基本構造をYKKAPテラス屋根ソラリアを使って簡単に解説します。


テラス構造


テラス屋根を構成する部材の名称です。

  • 前枠
  • 垂木(たるき)
  • 母屋(もや)
  • 屋根材
  • 樋(とい)


その他、画像では直接見ることができない部分に垂木掛け(たるきがけ)と野縁(のぶち)という屋根の横幅と同じ長さの部材があります。

垂木掛けを壁に接続してテラス屋根を組み立てていきます。

野縁は屋根材が下に垂れ下がってこないように屋根材の下から支えている棒状の部材です。


骨組みにアルミを使っているのは理由があります。


まずひとつは、サビに強いということ。

テラス屋根は外に設置するものなので、いつも雨や風にさらされます。

これが鉄でできたものだと初めのうちはいいのですが、やはり少しずつ錆びてきたりして塗装をしなければいけないので面倒ですよね。


もう一つは軽いということ。

軽いということは運搬が楽なので、運賃が安く済むのでその分商品代も高騰せずに済みます。

メーカーさんもお客様も両方にメリットがあります。


もう一つの理由は、軽くて比較的柔らかい素材なので加工がしやすいということです。

建物や敷地などは全部が同じ形や大きさではありませんので、切り詰めをしたり斜めにカットするなどの加工が必要になります。

そんなときにアルミなら現場で簡単にカットしたりネジ穴を開け直したりしやすいので、工事期間も短くできますし工事代も安く納めることができます。

  

商品の素材

テラス屋根を構成する部材の素材は、アルミと樹脂の二つに分かれます。 アルミで出来ている部材
  • 前枠
  • 垂木(たるき)
  • 母屋(もや)
  • 垂木掛け(たるきがけ)
  • 野縁(のぶち)


以上がアルミ製の部材です。


テラス屋根の骨組みに当たる部分のほとんどがアルミで出来ています。

テラス屋根を順番に取り付けていく際、途中まではアルミの部材しか触らないと言っても過言ではないくらいです。


では、その他の樹脂の部分はどんな部材かといいますと下記の通りになります。

  • 樋(とい)
  • 屋根材
  • キャップ
細かい部分を除いてこれらが樹脂なのですが、樹脂の種類が多少違います。

樋とキャップ部分は強化プラスチックなのですが、屋根材はポリカーボネートという特殊な素材を使っています。


雨樋ジャバラ


プラスチックについては皆さんご存知かと思います。

お住いの屋根から降りてきている雨樋はプラスチックですよね。

テラス屋根の樋は住宅ほどの大きさはありませんが、同じ素材で出来ています。

テラス屋根の場合は直径が約45mmというのが一般的です。


その昔は屋根からタテ樋につなげる部分がジャバラになっているものが多かったのですが、いまはパイプ状のものがほとんどです。

ジャバラのものは雨風や日光に当たっているうちにボロボロになってしまって交換が必要だったので、メーカーさんとしてもなくしていった経緯があったと思われます。


今でも10年以上前に設置したテラス屋根のジャバラ交換などをご依頼いただくことがよくあります。

残念ながらネットショップキロでは当店で設置したテラス屋根以外のものに関しては補修工事を承っておりませんので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。



屋根材の素材であるポリカーボネートについて簡単に解説いたします。

15年以上前は、テラス屋根やカーポートの屋根というとアクリル板がほとんどでした。

アクリル板なら皆さんもお聞きになったことがあると思います。


子供の頃に使っていた半透明の下敷き。あれもアクリル板でした。

アクリル板は弾性があるので屋根の形に合わせて少しくらいなら曲げても大丈夫なのでエクステリア業界ではかなり使用されていたのですが、やはりずっと太陽にさらされていると少しずつ劣化してしまいます。

普段通りに使用しているときには劣化に気付くこともないですし、突然割れてしまうということもないのですが、突風が吹いた場合に屋根に無理な力がかかってしまいます。


そんな時に屋根材にたわみが起こり、パキッと割れてしまうことがあります。

アクリル板が割れてしまえば、当然ですが雨が漏れてきてしまいますのでテラス屋根としての機能を果たさなくなってしまいます。 


当然、屋根材のみの交換ということもできるのですが、テラス屋根の構造の特性上、真ん中の屋根材が割れてしまうと割れていない他の屋根材まで外さないといけないケースが多くあります。

そうすると、外そうとした時に無理な力が掛かってさらに割れてしまったりして二次被害が起こってしまう恐れもありました。


そんな時に出てきたのがポリカーボネートという素材です。

ポリカーボネート自体は昔からあったものなのですが、値段が高かったのでテラス屋根に使われることはありませんでした。

でも、工場の屋根や野球場の屋根部分など公共のものには広く使われていたのです。


ポリカの色


それくらいカーポートは丈夫で長持ちし、日光にも雨風にも強い素材なのです。衝撃強度はガラスの200倍ともいわれます。

月日が経ち、ポリカーボネートの価格がぐっと下がったのが10年くらい前でしょうか。


初めはポリカーボネート仕様として、アクリル板より少し高い価格で販売されていました。

しかし、アクリル板の人気が無くなってきたことと、ポリカーボネートとアクリルの価格に違いがないくらいになってきたことでアクリル板は無くなり、ポリカーボネートが標準として使われるようになりました。

カタログ表記では「ポリカ」と略して書かれていることもあります。



で、テラス屋根からキュッキュッとなる音の正体ですが、これは屋根材の音です。

いくら丈夫なポリカーボネートでも樹脂なので、取り付けたばかりの時は気温によってわずかながら伸縮を繰り返します。 


屋根材はすぐには外れないように屋根押さえという部材でしっかり挟み込むように留めてあります。

屋根材が伸びたり縮んだりするとその屋根押さえやその他の部材と擦れあって音がするのです。


場合によってはミシッミシッという音がすることもありますが、何度か伸縮を繰り返していくうちに屋根材が馴染んできて音がしなくなってきますので、そのまま放っておいてください。 

不良品でもありませんし、むしろしっかり工事をしている証拠です。 

あまり気になるようでしたら、ご連絡ください。ネジを少し緩めれば多少軽減される場合もありますので。


いかがでしたでしょうか? テラス屋根やカーポートの屋根の音に関して、簡単ですが今回はこれでおしまいです。 

ちなみに、ネットショップキロ テラス屋根専門店で扱っている商品は全てポリカが標準装備されていますので、ご安心ください。 ありがとうございました。

 

施工事例をチェックする
テラス屋根の施工事例をチェックする

テラス屋根・ベランダ屋根関連ブログ

・・・・・・





お問い合わせ

商品や施工、無料現地調査に関するご相談やお問い合わせはこちらからお気軽にご相談ください。

ご不明な点はございませんか?


\ さらに安くなるかも!? /


無料現地調査・見積はこちら