テラス屋根の柱標準タイプと柱奥行移動タイプの違いとは
おはようございます。アルミテラス屋根工事専門店。「ネットショップキロ」近藤です。 本日のテーマはテラス屋根の構造についてです。
今回のお話はちょっと難しいお話しになります。テラスにはいろいろな壁面や床面に設置するために2タイプの柱をご用意しています。
これはどのメーカーでも同じ対応となっていますね。
まずはじめに「柱標準タイプ」こちらから説明します。 下の画像を見てください。
柱は一番前の枠から地面へと延びています。 柱の位置は固定されているということになります。通常はこちらのモデルとなりますね。
柱標準タイプ
では「柱奥行移動タイプ」どのようなものなのでしょうか? 下記の写真を見てください。
上記の写真とは違い柱は丸いバー材のようなものの下から地面へと延びています。
このバー材は自由に奥行方向に移動することができる為に柱は、奥行方向に対して 動くことができるのです。
柱奥行移動タイプ
ではなぜこのようなモデルが必要なのでしょうか?
テラス屋根は通常住宅の壁にビスで打ち付けられます。そして柱は定位置へ置かれるのですが、 柱を定位置へ置こうとしたところ、その下に大きな岩があるとか、配管やマスがあったらどうでしょう? 柱が設置できなくなってしまいますね。
そんな時にこの「柱奥行移動タイプ」を使用します。この柱なら自由に柱の位置を設置することができます。
ただし機種ごとに移動できる寸法は限定があります。これは、雪や風などの影響を考え強度を持たせるために一定の寸法での移動範囲となります。
ただしこちらの「柱奥行移動タイプ」はやはり余分なバー材を使用しますので、通常の「柱標準タイプ」に 比べて高くなりますね。
その為、わざわざこのモデルを購入される方はおられず、どうして欲しいという方が買われる実用的な構造のモデルという事になります。
もしこの移動範囲ないで移動できない場合はどうするの?
その場合はカット加工して、柱の位置を柱が収まるところで治めるしかないですね。しかし100件の現場があれば、ほぼ100%柱の移動で収まると思います。