犬が濡れないようにできる屋根はどんなものがいいですか?
みなさん、こんにちは。
ネットショップキロ テラス屋根専門店の山内です。
今回は、ペット 特に外で飼っているワンちゃんが濡れないようにするためのテラス屋根についてお話しします。
私も犬を飼っているのですが、室内犬なので雨にぬれたりする心配はありません。
でも、中型・大型犬になるとお庭で飼っていらっしゃる方も多いと思います。
そんな方々とワンちゃんのために、テラス屋根で快適な環境が作れる方法を考えてみます。
犬も風邪をひく?
犬も風邪をひく?
犬も人間と同じように風邪をひくのでしょうか?
風邪といえば、鼻水が出たり、咳やくしゃみなどの症状が出ることを言いますが、けっして、風邪という病気があるわけではありません。
人間でも同じなのですが、何らかの原因があって、いわゆる風邪の症状が現れるわけです。
しかし、犬には人間のウイルスが移るわけではありません。では、何が原因で風のような症状が出るのでしょうか。
犬の場合、そのほとんどがケンネルコフと呼ばれる犬伝染性気管支炎のことを指します。これは犬特有のウイルスが原因なので、毎年ワクチン注射をしておけば感染する心配はありません。
ということは、人間のように寒いから少し鼻水がでたとかくしゃみが出るということはあまりないようです。
でも、過酷な環境に居れば免疫力が無くなってくるので、ケンネルコフやそれ以外の感染症にかかってしまう恐れがありますので、やっぱり雨に濡れたままや熱い日光に当たったままというのは、ワンちゃんにしてみれば危険な環境です。
飼い主の方からしてみても、かわいいワンちゃんをそんな環境にさらしておくのは嫌ですよね。
屋根だけで雨を防ぐ
屋根だけで雨を防ぐ
テラス屋根というと、壁に接続された屋根のことです。
標準のタイプは樹脂製の屋根とアルミ製の骨組みや柱で構成されています。
では、標準のテラス屋根だけで雨を防いだり、熱い日差しをさえぎることができるのでしょうか?
答えは、半分YESで半分NOです。
テラス屋根を設置する目的は大きく分けて2つあります。
1つは、洗濯物が雨に濡れないようにすること。
2つ目は熱い日差しからお部屋の中を守ること です。
一見、この2つの条件がワンちゃんにも適用できるような気がするのですが、何が問題なのでしょうか。
それは、ワンちゃんは「地面の高さにいる」ということです。
通常、テラス屋根の高さは約2.5mです。
洗濯物を干す物干しは、約1.7m~1.8mくらいの高さに合わせますので、多少の吹き降りなら防ぐことができます。
しかし、ワンちゃんは地面と同じ高さですから、真上から降ってくる以外の雨はほとんどかかってしまうということになるのです。
人間でも雨の日にテラス屋根の下に居れば上半身は濡れなくても下半身はベタベタということがよくありますからね。
日差しに関しても同じことが言えます。
テラス屋根の屋根材は紫外線をほぼ100%カットする機能があるのですが、それはあくまでも日光がテラス屋根の屋根材を通過した場合のことであって、いくらテラス屋根の下にいても、斜めからの日差しが直接当たっていたらまったく意味がありません。
単純なことです。
では、屋根だけでは雨や日差しを防げないのでしょうか?
工夫次第では何とかなるかもしれません。
これも単純なことですが、やり方は以下の2つです。
屋根を大きなサイズにする
屋根をなるべく低くする
いかがでしょうか。
かなり強引な案で申し訳ありません。
自分で提案しておきながら言うのもなんですが、まず2つ目の案の屋根をなるべく低くするというのは、まず無理だと思います。
ワンちゃんが濡れないくらいの高さということは地面から1m~1.5mくらいでしょうか。
テラス屋根は建物の壁に接続して屋根を支えていますので、そんなに低くては出入りの窓に掛かってしまうので、テラス屋根の設置自体ができません。
仮に出入りの窓がない壁にテラス屋根を設置したとしても高さが1mでは、もはや人間が使うにはかなり不便どころか使用がかなり困難です。
ワンちゃん専用の屋根ということなら別ですが。
もう一つの屋根を大きなサイズにするというほうが現実味があるかもしれません。
一般的に人気のサイズが2間×6尺(約3.6m×1.8m)なので、これより大きい3間×9尺(約5.4m×2.7m)以上は最低でも欲しいところ。
ただし、敷地にも限界はありますし、斜めからの吹き降りを防ごうと思うと相当の大きさでないと難しいでしょう。
前面パネルを利用する
前面パネルを利用する
そこで、テラス屋根にはとっておきのオプションがあります。
それは前面パネルです。
こちらはYKKAP ソラリアテラス屋根の画像です。
画像を見ていただければ一目瞭然ですが、前面パネルしかも2段の仕様にすれば、正面からの雨や日差しはほぼカットすることができます。
側面に関しても側面パネルというものがありますので、風や日差しの向きを考えて左右どちらかに取り付ければかなり違いが出てくると思います。
ただし、前面パネルを付けてさらに側面パネルを左右両方に取り付けてしまうと出入りができなくなってしまいますので、ご注意ください。
ちなみに、LIXIL スピーネや三協アルミ レボリューでも同様のオプションが用意されています。
テラス屋根以外のもの
テラス屋根以外のもの
先に見ていただいた通り、テラス屋根で雨や日差しをカットすることはできるのですが、前面パネルや側面パネルでも、地面に近い方は少しすき間が空いてしまいます。
そこで、テラス屋根以外で同じような効果を得られるものを紹介します。
テラス囲い
こちらはLIXIL サニージュです。
テラス屋根の周りをアルミサッシで囲っているので、開閉することで風通しも自由自在ですし、ワンちゃんが雨にぬれる心配もありません。
ただし、真夏にガラスをすべて閉めたままにしておくと、囲い内はかなりの暑さになりますので、ご注意ください。
ストックヤード
画像はYKKAP ストックヤードⅡです。
テラス屋根やテラス囲いと違って、掃出し窓の前に取り付けるというよりは、窓のない壁に設置することが多い商品です。
こちらも屋根と前面・側面を簡易的に囲うものですが、テラス屋根とは違い開け閉はできません。出入りするためのドアや換気用の窓はオプションにありますが、それ以外にはありませんのでご注意ください。
それでも、テラス囲いと比べるとかなりお求めやすい価格設定になっていますので、ご一考されてはいかがでしょうか。
ネットショップキロ テラス屋根専門店では、テラス屋根本体だけではなく、前面パネルなどのオプションのお値段も分かりやすく概算見積ができるようになっていますので、お気軽にご利用ください。