テラス屋根の雨漏りって何が原因なの?その1
テラス屋根に関してのお問い合わせで一番多いのが雨漏りに関してです。
普通に利用していただいていれば雨漏りなどはまずありえないのですが、それでも「雨が漏れている」「水が垂れてきている」などのお声を聴くことがあります。
そこで、今回は雨漏りの原因に関してお話ししていきます。
雨漏りって?
雨漏りって?
そもそもテラス屋根の雨漏りってどんな現象なのでしょうか?
水が流れ出すように漏れてくることはありません。水滴が少し垂れてくるというのがほとんどです。それでも屋根が付いた場所に水が落ちていればやはり気になりますよね。
雨漏りを考えるにあたってまず前提として、テラス屋根は建物の外壁と接続して柱で支えて成り立ってることを知っていなければいけません。雨が壁側に流れないように壁側が高く、柱側が低くなっています。
雨が漏れる部分はこの接続部分の壁面から水が垂れてくる場合と屋根の先からポタポタと水が落ちてくるという2つのパターンがほとんどです。
屋根の真ん中から水が落ちてくるということはまずありません。屋根に勾配が付いているから当たり前と言えば当たり前なのですが。
壁と接続する部分にはしっかりとシーリング(コーキングとも呼ばれます)という雨漏り対策の施工をするので普通に考えれば雨が漏れるはずがありません。それでも何件かは「雨が漏れている」というお問い合わせをいただきます。では原因を探っていきましょう。
施工不良
施工不良
一番単純な原因は、施工不良です。
先にも述べましたが、建物とテラス屋根の接続部分にはシーリングという作業を行います。
このシーリングがしっかりとできていないと雨が漏れてきます。ではなぜ施工不良が起きてしまうのでしょうか?
シーリングは画像のように専用の道具を使って施工します。
注射器のように少しずつシーリング材を出していき、すき間を埋めていきます。
その際、右から左まですべてを一回で終わらせられればいいのですが、なかなかそうもいかず途中でシーリングを出し直しながら施工を進めていきます。
そのシーリングとシーリングのわずかなすき間を縫って水が浸入してしまうことがあります。
これは言い訳にしかなりませんが、雨水って、目に見えないような小さなすき間でも少しずつ侵入して最後にはテラス屋根の下に落ちてきてしまいます。当然ですが、これが原因の場合はシーリングをし直せばすぐに雨漏りはなくなります。
続きはこちら>>「テラス屋根の雨漏りって何が原因なの?その2」