テラス屋根が施工できない場合があります。
こんにちは。テラス屋根専門店 キロの黒田です。
やはり物干しに大活躍するテラス屋根。その他にも炎天下での日除けやくつろぎの空間としても・・・。
最近は木目調やパーゴラ調など多種多様な商品が登場してきましたのでさらに用途が増しましたね。
さて、そんなテラス屋根ですがすべてのご希望に沿って設置ができるわけではありません。当店の経験をもとに具体例でご紹介します。
設置に影を落とす場合が最も多いのが軽量鉄骨やRC壁住宅、あとタイル壁への設置です。
テラス屋根は木材在来工法や2×4工法の住宅へボルトを打付けて設置するのが標準となっています。
そのため施工するスタッフの技術具合や住宅メーカーの了解(既に設置が織り込み済みの構造など)によるところもありますが、原則は設置不可となります。
タイル壁についてはタイル目地に打付けを施したり、場合によってはタイルそのものに孔加工を施す場合もありますが、タイルの割れ等への保障上の問題から設置をお断りする場合があります。
でも当ブログでもご紹介したことがありますが、最近ではそんなときの為の「独立型テラス屋根」というのもかなり普及してきました。
住宅壁打付けをせず、カーポートのように商品が独立して建つタイプですね。
但し、どうしても住宅壁から10cm程離れますので、オプションの隙間カバー材を設置しても雨の侵入は防げませんのでご注意を。
次に、高さの問題です。
テラス屋根には標準柱やロング柱、柱の奥行を移動させるタイプなどがありますが設置の高さには限界があります。
住宅壁側で3m50cmを超える場合はほぼ無理だと考えて頂いた方が良いと思われます。
それこそバルコニーではない場所で2階のまどの上に取り付けたいというご希望を何回か受けたことがありますが、とてもではありませんが設置できません。
屋根周りの重み等から柱が延長できる限界がありますので。
2Fバルコニーへの設置の際に気を付けたいのが搬出・搬入経路です。
長物の部材になりますので原則は外からの搬出入になりますのでそれが確保できない場合には断念せざるをえない場合もあります。
あと、落雪の危険性がある場合も設置はできません。
テラス屋根には耐積雪機能がありますが落雪への対応ではありません。テラス屋根が壊れる可能性が非常に高いです。
そんな危険性や可能性も含め、当店のプロスタッフによるご相談・ご提案を実施させて頂く現地調査を是非ご活用頂ければ幸いです。
30年にも及ぶ当店の知識と経験でお客様の快適空間造りにご寄与できるよう最大限の努力いたします。
その前にお電話でのご相談も大歓迎です。
では。