長期優良住宅にテラス屋根を設置する方法
みなさんこんにちは。
ネットショップキロ テラス屋根専門店の富田です。
今日のテーマはこちらです。
※本ブログの情報は2015年7月28日現在のものとなります長期優良住宅にテラス屋根を設置する方法
長期優良住宅にテラス屋根を設置する方法
今日は中国地方の山陰にある島根県松江市に来ています。
島根県の東部に位置する県庁所在地ですね。
松江市といえば松江城や宍道湖、玉造温泉と観光名所に事欠かない、島根県の中心地です。
キロの本社がある愛知県とは直線距離にして約350キロも離れている島根県に泊りがけできているのですが、観光できているわけではないんですよ。
目的は二つ。
現地の施工スタッフと会って、島根県のエクステリア事情をお聞きするのが一つ。
もう一つは実際に現場調査に同行して、その土地のお客様の「生の声」をお聞きするためです。
私ももともと現場に出て現地調査や職人さんのお手伝いなどをしていたのですが、ここ最近は主にデスクワークとなってしまっています。
ですが現場経験は適度に補充しておかないと勘が鈍ってしまうので、同行をしたりしているんですね。
今日はお昼からテラス屋根のお見積りにお伺いしました。
まずは施工スタッフと合流してお客様のお家へ。
「こちらに止めてください。」と駐車場に止めるよう奥様に指示を頂き、ご挨拶。
早速設置予定場所に案内頂きました。
今回ネットショップキロテラス屋根専門店で出させて頂いたお見積りはYKKAPのテラス屋根「ヴェクター」という商品。
住宅に打付けをして、柱と一緒に支えるタイプのテラス屋根です。
ご希望頂いた商品詳細はこちら。
テラス屋根 ヴェクター 600N/平方メートル 柱標準タイプ 関東間 間口:1.5間(2760mm) 出幅:6尺(1770mm) 屋根形状/アール型 屋根/ポリカーボネート 柱2本 積雪:20cmまで
となっています。
寸法を測ると十分取り付け可能なスペースがありますね。
お客様にも問題ない旨をお伝えしようとしたところ・・・。
「実はうち長期優良住宅なの。」と奥様。
あ・・・ちょっと待ってください・・・。
それはまずいです。
長期優良住宅というのは簡単に言えば構造計算などしっかりとなされて、自治体から認可してもらったお家ということです。
構造計算がされているということは住宅に影響するような建物を建ててはいけないんです。
ここで「テラス屋根」。
先ほどもお話ししたように住宅に打付ける商品なので、住宅に影響してしまうという判断がされることがあるんですね。
長期優良住宅か否かにかかわらず、住宅には外壁保証というものもあるのでハウスメーカーさんにテラス屋根を設置してもいいかご確認頂くことが多いのですが、特に長期優良住宅の場合は取り付けることは難しいと判断せざるをえないんです。
となると概算見積りでお選び頂いたヴェクターは取り付けることが出来なくなってしまいました。
「う~ん・・・なんとかならないでしょうか?。」と奥様。
どうしても洗濯物干場として使いたいとのことでテラス屋根の設置をご希望頂いた経緯からすると何とかしたいのはやまやまです・・・。
現場で施工スタッフと考えを巡らせていると一つの商品にたどり着きました。
奥様に「概算見積りの商品よりは少し高くなってしまいますが・・・」と前置きしてご提案させて頂いたのはこちらの商品。
最近発売されたYKKAP「エフルージュグランZERO」です。
こちらはテラス屋根の中でも多くなってきた「住宅に打付けをしない」タイプの独立テラスといわれる商品です。
当然住宅に打付けないとなれば強度が心配・・・という方もいらっしゃると思いますが、柱が通常のテラス屋根より太く設定されているので、カーポートのようにそのまま建ててしまうことが出来ます。
商品の詳細はこちら。
エフルージュグラン ZERO 600N/平方メートル 間口:1.5間(2904mm) 出幅:6尺(1800mm) 屋根形状/フラット型 柱2本 積雪:20cmまで
サイズなどは同じようなものとなっていますので、設置できるスペースは十分にあります。
またどうしてもすき間ができるのが嫌だという場合は、オプションで樹脂製のすき間隠しカバーがあるので効果のほどはあまり変わらずにテラス屋根が設置できます。
屋根の形状はフラット型というまっすぐなものですが、「屋根が出来るならあまり形はあまり気にしない。」と奥様におっしゃっていただけたので、こちらで商品は決定です。
他に問題はなかったので、カラーサンプルから色をお選び頂き現場調査は完了となりました。
柱の寸法が大きくなり、柱だけで支えるので通常のテラス屋根より基礎を大きくしないといけないため、工事代が少し高くなっています。
約35,000円高くなってしまいました。
ですが、外壁保証や長期優良住宅の認定が残ること、さらにはテラス屋根の利便性を考えるとそこまで大きな差額とは言えないのではないでしょうか。
ネットショップキロではこのように日々現地調査にお伺いし、お客様とお話ししながらベストな商品をご提案させて頂いております。
やはり工事は現場あってのもの。
どうしても概算見積りとは違いが出てきてしまうこともあるかと思いますが、ご勘弁を・・・。
ネットショップキロ テラス屋根専門店では概算見積りはサイト内で出来ますし、現地調査も無料となっています。
ご不明な点などありましたらエクステリアのプロがしっかりとご説明させて頂きますのでご安心ください。
それではみなさんよいガーデンライフを。
テラス屋根専門店のキロでは日本全国でたくさんの施工実績がございます。