知ってますか?アルミテラスの屋根材の違い。熱線遮断と熱線吸収はどちらがいいの?
おはようございます。アルミテラス屋根工事専門店 ネットショップキロの近藤です。
本日のテーマはテラス屋根の屋根材です。
ここでは各メーカーごとの 屋根材の違いなどを説明していきたいと思います。
まずは、アルミ屋根材の概略からご説明です。 テラス屋根の素材には大きく分けて3つあります。
1.ポリカーボネート
よく言われるのは強度はガラスの200倍程度といわれます。ガラスと比較してもとなりますが。 アクリル板に対しては20倍ほどの様です。
昔はここがアクリル板でしたね。本当によく割れました。
台風の後に ただし粘りのある素材で、割れにくいことこの上ないですね。
最近はポリカーポネートも性能が上がり どんどん薄くなっています。
薄くなるのは、重量を軽くできるのでカーポートの強度アップにもつながります。
2.熱線遮断ポリカーボネート
ポリカーボネート熱線遮断モデルは、平板の表面にマット系(すりガラス調)の処理を行い、熱線による車の室内 温度を下げる効果を持った素材です。
3.熱線吸収ポリカーボネート
こちらの熱線吸収タイプは光りを当てた場合に、熱線を通常のポリカーボネイトに比べさらに10%ほどカットしてくれると いう優れものです。真夏の日差しに非常に有効な素材です。
よく言われるのが、真夏にカーポートの施工をしている職人さんが、自分の作っている屋根材の種類がわからなくてもこの熱線タイプを使うと涼しさでわかるそうです。
これが熱線をカットや吸収しているものだという事を。
では実際2の熱線吸収と熱線遮断の違いは何かといいますと、各メーカーによって仕様が異なるので一概に言いにくいのでが 基本的には一緒だと思ってください。
ただし吸収の方はクリア系の物の選べますが遮断はマット系の物しか選べない様です。上記の3種類です。
アレ! 私の家の素材はアクリル板だったはずだけど・・・・・。 って方もいらっしゃるかもしれませんが、以前はそうでした。
10年前は殆どすべてアクリル板でした。
しかし現在ではアクリル板は全て無くなりました。やはりアクリル板は年数劣化と共にわれてしまいます。
その為、台風等の強い風がありますと割れたり、何かが当たって割れたりしたものでした。
しかしこのポリカーボネートになってから、割れなくなりました。台風等で屋根が飛んでもそのまま落ちている 事が非常に多いです。
その為、お客さんも拾い上げてご自身で貼りなおすことが多いようです。
昔のアクリル板ならバリバリになっていましたね。 ご自身の屋根材が現在何が使われていたかどうかは、外目ではわかりません。プロでもわかりません。
割ってみると「パッキ」と割れればアクリル板です。
では実際のメーカーではどのようなものになっているのでしょう? 日本のメーカー2大アルミテラス屋根メーカーをご紹介いたします。
YKKAP
YKKAPのモデルはポリカーボネイトと熱線遮断ポリカーボネイトの2タイプとなります。
LIXIL
リクシル(TOEXとトステムの2ブランド)は、熱線吸収タイプとなります。
※現在は、リクシルにトステムとTOEXの2つのブランドが存在している形になっています。
リクシルさんは屋根材にだけはこだわりが非常に強くいろいろな仕様違いがあるようです。
アクアタイプとは
これは光触媒を使って雨により自然の力で、きれいになるという触れ込みです。実際どうなるのかは数値として出ているわけでないのでわかりかねますが、あくまでもそんなこともあるのかなって感じで 選んでいただけるのがよろしいかと思います。
結論 何がいいの?
基本は熱線遮断や熱線吸収のモデルがよろしいかと思います。価格も意外と安く、何千円UPの世界ですから。防汚機能については正直展示をたてたことがあったのですが、その効果は よくわかりませんでした。
おそらく一定の効果はあるのでしょうが。 その為、あまり気にしなくても良いのではないでしょうか?
それよりも最近はカラーが豊富となり合わせか多が難しくなっているようです。
新築で人気のカラーは明るいシルバーの本体にマット系の屋根材です。
なぜクリアのま透明なものが無いかといいますと、これ以上に汚れが目立ちます。更に黄ばみます。
その為、昔は三協アルミが発売していたかと思うのですが、現在ではなくなってしまいました。
本体がブラックなら屋根はブルー系がいいですね。ブロンズなら茶色系の 屋根色が人気です。
ホワイトならマット系の透明でしょうか?
ただし透明系は光りの通しがよくなるので熱くなることもお忘れなく。